予選リーグ

(第8組)

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肯定:福井県立金津高校VS否定:女子聖学院 0ー3(7ー11)で勝利!

 金津高校の先生とは昨年秋のディベート指導者合宿で一緒の部屋になった。徹夜明けでお酒をいただいて、大いびきをかいて寝ていたという醜態をさらしてしまった相手でもある。
 さて、メリットは「質の高い行政サービス」と「緊急時の迅速な対応が可能になる」というものだった。対戦することがわかって、同じ北陸代表の渡邊先生にこっそり金津高校のメリットを聞きに行った。ところが、となりに金津高校の皆さんがいて、この企みは失敗してしまった。
 
 ということで、立論を聞くまでどのようなメリットかはわからなかった。
 ところがメリット2に関しては、プランの5点目に各道州に危機管理庁を設置して、震災などの危機管理の権限を与えるというのが入っていた。
 とすると、これは道州制以外から起こるメリットになってしまう。
 今回の論題ではこうしたケースが起こる場合があることは春の大会から確認済みだった。第一反駁、第二反駁できちんとアピールしたので、ここは多分消えただろう。
 残るはメリット1だ。
 これに関しても第一反駁で相手の証拠資料の立証不足をつき、解決性が証明されていないことをついたので、ほぼ崩すことができた。

 タイムキーパーをしていた岐阜高校OBの平野君が驚く出来だった。
 実は平野君には生徒達は立論を見てもらったり、さまざまなアドバイスを頂いていた。
 その彼の目から見て、1ヶ月前よりはるかに上達したというおほめの言葉をいただいたのだから大したものだったのだろう。

 生徒達は創価の否定側第二反駁者である野寺君のスピーチスタイルをずいぶん研究していた。21日に練習試合をした時に、渋幕対創価の試合を録画させていただいた。そのビデオを繰り替えしみて、わかりやすい反駁の方法を、彼女らなりに工夫したという。
 「みんな、ノデラーになるんだ」というのが、今年の女子聖の合い言葉だった。dreams come true

 この試合を観戦していたあるジャッジからは、デメリットの「地域政策の悪化」を激賞していただいた。御自身県の職員であるということから、福祉等はまず間違いなく悪化してしまう、よくぞ言って下さったと言われた。琴線に触れる議論ができたという意味でうれしかった。

 このデメリットは、全日本ディベート連盟主催の高校生合宿中に、部長の伊藤が作成したものだった。否定側立論は肯定側立論以上に決め手がなくて、5通り準備して持ってきていた。
 関東大会で使った「差別の悪化」「電力不足」、「労同条件の悪化」、「地域政策の放棄」…。
 しかし、この試合の結果で、「地域政策の悪化」と「地域政策の放棄」で行くという方向性が見えてきた。
 この勝利で決勝トーナメント進出は決定した。
 翌日の青雲高校との試合結果によって、1位通過か、2位通過かが決まることになった。

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筑田 周一
s_chikuda@hotmail.com
最終更新日: 01.8.17